トレーニング

  • オープンCAEに関するトレーニングを開催します.

日時

  • 2026年11月11日(水)

場所

  • シンポジウム会場: 金沢市文化ホール 会議棟(〒920-0864 石川県金沢市高岡町15番1号)
  • 会議室での対面式トレーニングを基本とし,希望者にはオンラインでの受講も可能なハイブリッド開催となります.オンラインではタイムリーなサポートが困難なことから,質問時間での回答など必要最低限のサポートのみになります.講習概要を確認し,サポートが必要と思われる方は現地参加をご検討ください.

講習会コンテンツ(予定.2026/8/4現在)

  • OpenFOAM導入(OpenFOAM使い始め)
  • OpenFOAM入門・初級
  • OpenFOAMを用いた燃焼解析
  • AIを利用したOpenFOAMの速習法
  • マルチエージェントでつくる自律型OpenFOAMの自動化
  • EasyISTRを利用した構造解析
  • MBD講座(理論・制御・熱流体)
  • FMU4FOAMを用いた1D-3D連携

タイムテーブル(暫定)

時間 トレーニングA(A室) トレーニングB(B室) トレーニングC(C室)
09:30 - 10:00 受付 - -
10:00 - 11:30 A1:OpenFOAM導入 講師: 澄川太皓 (岩手大学) B1:EasyISTRによる構造解析 講師:藤井成樹 (オープンCAE勉強会@岐阜) C1:ModelicaによるMBD(基礎編)講師: 平野豊(平野リサーチラボ)
11:30 - 12:30 休憩 休憩 休憩
12:30 - 14:00 A2:OpenFOAM講習(入門)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門 講師: 中川慎二 (富山県立大学) B2:AIを利用したOpenFOAMの速習法(導入編) 講師: 川畑真一 (オープンCAE勉強会@関西) C2:ModelicaによるMBD(応用編) 講師: 平野豊(平野リサーチラボ)
14:00 - 14:10 休憩 休憩 休憩
14:10 - 15:40 A3:OpenFOAM講習(初級)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級 講師: 中川慎二 (富山県立大学) B3:AIを利用したOpenFOAMの速習法(応用編) 講師: 川畑真一 (オープンCAE勉強会@関西) C3:OpenModelicaによる熱流体システムモデリング 講師:zeta_plusplus(Modelica勉強会)
15:40 - 15:50 休憩 休憩 休憩
15:50 - 17:50 A4:OpenFOAMによる熱流体シミュレーション応用編(ChemFoamを用いた燃焼化学反応シミュレーション入門)講師:大嶋元啓 (富山県立大学) B4:マルチエージェントでつくる自律型OpenFOAMの自動化 講師:片山 達也 (ダイキン工業) C4:FMU4FOAM入門 講師: 田村守淑 (オープン科学計算コンサルティング)

 

講習内容(暫定)

本トレーニングの講習内容をご紹介します。

A1:OpenFOAM導入講習 ーWindows PCへの解析環境構築ー:OpenFOAMによる熱流体シミュレーション導入

  • 講師:澄川 太皓 (岩手大学)
  • 講習概要:Windows PC上にOpenFOAMを導入し,自分のPCでOpenFOAMを使用できる環境を構築することを目的とした講習です.Windows Subsystem for Linux(WSL)およびUbuntuの導入から,OpenFOAMのインストール,動作確認までを,参加者自身のPCを操作しながら実施します.時間に余裕がある場合には,基本的なコマンド操作やOpenFOAMのチュートリアルケースを用いたメッシュ生成,解析の実行,ParaViewによる結果の可視化も行います.
  • 事前準備:・WindowsPCを持ち込みのこと.PC要件:OS:Windows10 64bit または Windows 11 64bit, CPU目安:Intel core i5 / AMD Ryzen 5 相当以上, メモリ目安:8GB以上
A2:OpenFOAM講習(入門):OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門

  • 講師:中川 慎二 (富山県立大学)
  • 講習概要:密閉容器内の自然対流を例にとり,OpenFOAMを使ってソルバの選択から結果の可視化までの一連の流れを体験します.本コースに合わせて,引き続き初級コースを受講することで,日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます.参加者の用意したPC上で講習用仮想マシンのOpenFOAMを操作します.
  • 事前準備: OpenFOAM-v2406と講習用例題などを含んだ仮想マシン・アプライアンスを配布します.参加登録完了後に参加者向けに事前にお知らせするリンク先から仮想アプライアンス (OVAファイル) を入手し,仮想環境Virtualboxなどへインポートしてください.これにより,講習会用仮想マシンが起動できることをご確認ください.参加登録前の動作確認用の仮想マシン・アプライアンス(資料・一部環境など含まないもので,実習本番用ではありません。)は,こちらから取得できます.

A3:OpenFOAM講習(初級):OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級

  • 講師:中川 慎二 (富山県立大学)
  • 講習概要:入門コースを受講された方を対象に,密閉容器内自然対流の例題を使って,実験結果との比較により妥当性を検討しながら,メッシュや境界条件への依存性について学びます. 入門コースと合せて受講することで、日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます.
  • 事前準備: A2と同じ環境を利用します.

A4:OpenFOAMによる熱流体シミュレーション応用編(ChemFoamを用いた燃焼化学反応シミュレーション入門)

  • 講師:大嶋 元啓 (富山県立大学)
  • 講習概要:燃焼化学反応ソルバについて解説し,様々な燃料の化学反応計算ができることを最終目的とします.本トレーニングではLawrence Livermore National Lab.で公開されている燃料の化学反応モデルをchemFoamに導入して化学反応シミュレーションを実施します.
  • 対象者:OpenFOAMの使用経験がある中級者以上の方とします.
  • 事前準備:オープンCAE学会の総会付帯講習会で使用した仮想マシンに近い形で一般に公開されているOpenFOAMの仮想マシンを想定(同等のものでも大丈夫だが,リンク先の環境で検証済み). OpenFOAM ver.2512がインストールしてあること.

B1:EasyISTRによる構造解析

  • 講師:藤井 成樹 (オープンCAE勉強会@岐阜)
  • 講習概要:EasyISTRは,3Dモデル(メッシュ)の形状を確認しながら, 条件設定が可能なGUI. このEasyISTR上で, メッシュ作成から条件設定, 計算開始,結果の可視化まで行う事が可能(計算はFrontISTR、結果の可視化はParaViewが担う).
    FrontISTRは, 大規模解析が可能な構造解析ソルバで非線形解析,動解析,熱伝導解析等が可能な本格的ソルバ.
    ParaViewも分散した計算結果を並列で読み込み, 高速な描画が可能.
    EasyISTRも数百万要素の大規模モデルでも軽快に各種条件設定が可能(ただし, メッシュ作成, メッシュ操作は,時間が掛かる).
    今回の講習では、Windows上のEasyISTRを使って,メッシュ作成, 線形弾性静解析, 接触解析をFrontISTRで計算,結果をParaviewで確認する.
  • 対象者:これから構造解析を始めてみたい方, オープンソースを使って大規模な構造解析を行ってみたい方が対象(全てオープンソースの為、並列数の制限などはありません)
  • 事前準備:Windows11に, MS-MPI, ParaView, gnuplot, NotePad++をインストール. これらは、インストーラ付きの為, インストーラに従ってそのままインストールが可能.他に、FrontISTR, easyIstrPython_2606, easyistr_3.61をインストールが必要. これらは、zipファイルを展開して保存するのみです.具体的なインストール方法は、添付資料 を参照ください.

B2:AIを利用したOpenFOAMの速習法(導入編)

  • 講師:川畑 真一(オープンCAE勉強会@関西)
  • 講習概要:生成AIをはじめとしたAI活用はすでに一部では必須となりつつあり、オープンCAEでもその波は来ています。本講習では導入編としてAIチャットを使用し、OpenFOAMを題材にいくつかのケース事例に沿って速習する方法を説明します。
  • 事前準備:講習資料に事前準備を記載しております。必須ではございませんので、講習会中に同じ操作をされたい方のみご準備ください。ネット環境はご用意ください。

B3:AIを利用したOpenFOAMの速習法(応用編)

  • 講師:川畑 真一(オープンCAE勉強会@関西)
  • 講習概要:AIエージェントは指示することで、その指示から作業を実行してくれます。しかしながら、特定の作業などをさせるときに毎回同じ動きをしてくれるわけではありません。本講習ではエージェントに作業をさせる際にエージェントにルールやツールの使い方を指示するための規格化されたファイルであるAGENTS.mdなどを記述し、メッシュ作成などを自動調整させる作業をエージェントに実行させる方法について説明します。
  • 事前準備:講習資料に事前準備を記載しております。必須ではございませんので、講習会中に同じ操作をされたい方のみご準備ください。ネット環境はご用意ください。

B4:マルチエージェントでつくる自律型OpenFOAMの自動化

  • 講師:片山 達也 (ダイキン工業)
  • 講習概要:マルチエージェントを活用してOpenFOAMによる数値計算を自動化する方法の一例を示します.OpenFOAMによる解析,ParaViewによる可視化などを担当するサブエージェントを作成し,それらを協調させて数値計算を自動化します.解析のゴール設定から要件定義,実装,テストまでを通して,自律的に数値計算を進めるシステムの構築を体験します.
  • 対象者:OpenFOAM, ParaViewの基本操作を理解している人向けです.
  • 事前準備:インストール方法とトレーニング用資料の配布については,後日ご連絡します.インストールは,WSL(Ubuntu24.04)を用いたものを予定しています.

C1:ModelicaによるMBD(基礎編)

  • 講師:平野 豊(平野リサーチラボ)
  • 講習概要:MBD(モデルベース開発)の主要手段の一つであるModelicaによる1DCAEモデリングについて説明する. Modelicaの概要について説明した後, OpenModelicaによる実習を通して, モデル作成・シミュレーション実行・パラメータスタディの実例を体験頂く.
  • 対象者:初心者向け。OpenModelicaの経験があれば、なお良い.
  • 事前準備:OpenModelicaの事前インストールが望ましい. インストール手順は, 添付資料 を参照.

C2:ModelicaによるMBD(応用編)

  • 講師:平野 豊(平野リサーチラボ)
  • 講習概要:OpenModelicaを用いた実習を通して, 電気系・機械系・制御系のMBDについて概観する.
  • 事前準備:OpenModelicaの事前インストールが望ましい. インストール手順は, 添付資料 を参照.

C3:OpenModelicaによる熱流体システムモデリング 

C4:FMU4FOAM入門 

  • 講師:田村守淑 (オープン科学計算コンサルティング)
  • 講習概要:FMU4FOAMは2021年,DLR(ドイツ航空宇宙研究所)のHenning Scheuflerが開発したOpenFOAMとOpenModelicaの連成計算用のライブラリです(Legacy FMU4FOAMとします). FMI規格に沿ったFMUファイルでデータ交換を行います.
    2024年には,Legacy FMU4FOAMをベースとして原子炉解析用のGeN-Foam用の開発拠点foam-for-nuclear projectによるリポジトリができました(Nuclear FMU4FOAMとします).
    今回の講習では, 新しいOS環境にも対応している Nuclear FMU4FOAM を使って, トレーニングを行います.
    講習の具体的な内容は,FMU4FOAMのexamplesを用いたものを予定しています.
    ① 3次元熱伝導と温度制御連成解析:TempControlFrangeは,金属部品フランジを昇温する例題です.OpenModelicaで加熱制御し,3次元熱伝導解析をOpenFOAMで行います.内容を解説します.また,OpenModelicaで一からモデル作成して同じFMUファイルを作成し,連成解析を行います.
    ② 3次元熱流体と温度制御連成解析:heatedRoomは,室内空調の例題です.OpenModelicaで室温を制御し,3次元熱流体解析をOpenFOAMで行います.内容を解説します.
    ③ 物体移動と流体連成解析:fuelTruckは,液体水素トラックが移動する例題です.OpenFOAMでタンク内の液体水素の揺れを解析し,トラックの軌道をOpenModelicaで連成解析します.内容を解説します.また,これをベースして,一様流中に置かれた2次元円柱が流れ方向に振動移動する連成解析を行います.
  • 対象者:OpenFOAMとOpenModelicaの使用経験がある中級者以上の方とします.
  • 事前準備:FMU4FOAM等のインストール方法とトレーニング用資料の配布については,後日ご連絡します.インストールは,Ubuntu24.04を用いたものを予定しています.環境によっては,インストールが難しい場合があるので配布が可能なDebian13を用いたVirtual Boxのovaファイルの配布も予定しています.
    その他準備中

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