プログラム

トレーニングプログラム
2021年12月2日 会場A 会場B 会場C
10:00-10:30 受付
10:30-12:00 A1 : 中川慎二 ( 富山県立大学 )
OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門
B1 : 坪田 遼 ( XSim )
モデリングトレーニング基礎からのFreeCAD
C1 : 稲葉竜一
PythonによるOpenFOAMのハンドリング ( 題材: 形状や計算条件のベイズ最適化 )
12:00-13:00 休憩
13:00-14:30 A2 : 中川慎二 ( 富山県立大学 )
OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級
B2 : 川畑 真一 ( オープンCAE勉強会@関西)
Code-Asterユーザ定義材料の使い方
C2 : zeta_plusplus ( Modelica勉強会) OpenModelicaによる流体システムモデリング (初級者向け)
14:30-15:00 休憩
15:00-16:30 A3 : 野村 悦治 ( オープンCAEコンサルタントOCSE^2 )
はじめてのDEXCS2021 for OpenFOAM
B3 : 柴田良一 ( 岐阜高専 )
Elmerではじめる連成解析
C3 : 山本 卓也 ( 東北大学 )
OpenFOAMにおける相変化解析
16:30-17:00 サポート
  • 日本機械学会計算力学技術者認定受験資格の認定証の取得希望の方は,A1「OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門」と,A2「OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級」をどちらも受講する必要があります.

詳細

A1 : OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門

  • 講師:中川 慎二 ( 富山県立大学 )
  • 講習概要:密閉容器内の自然対流を例にとり,OpenFOAMを使ってソルバの選択から結果の可視化までの一連の流れを体験します。本コースに合わせて,引き続き初級コースを受講することで,日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます.
  • 受講にあたって必要な環境:以下の環境構築に従ってご準備ください.
    環境構築:仮想マシンにインストールしたOpenFOAM-V2106を利用いたします. 参加登録完了後に参加者向けに事前にお知らせするリンク先から,仮想マシンアプライアンス(ovaファイル)を入手し,「ファイル」-「仮想アプライアンスのインポート」から仮想マシンを読み込んでください.
    – 推奨する仮想環境はOracle VirtualBoxです。Virtualboxをインストールして準備ください. これ以外の仮想環境についての動作は保証いたしません.(Apple M1 チップを搭載したMac機では Oracle VirtualBox で仮想マシンが起動できません。別のマシンをご用意ください)
    –  Oracle VirtualBox サイト
    推奨するPCのスペック
    CPU クアッドコア 2GHz 以上;メモリ 8GB以上;内蔵記憶装置 30GB以上の空き容量(アプライアンスファイルのサイズ:約4GB,インポート後に必要とされるディスク容量:約15GB)
    – 十分な知識を持つ方が,自身でインストールしたOpenFOAM-v2106を利用して受講することは可能ですが,トラブル発生時にサポートすることが困難です. OSやマシンに十分な知識を持ち,様々なトラブルに自分自身で対応可能であり,事前に十分な動作確認を実施した上で,万一に備えて配布する仮想マシンも動作する状態で受講することを推奨します.参考:仮想環境のテストをご希望の場合には,次のリンク先で公開されている仮想マシンアプライアンスをご利用ください。
    本講習会で使用するものに近い環境です.

A2 : OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級

  • 講師:中川 慎二 ( 富山県立大学 )
  • 講習概要: 入門コースを受講された方を対象に,密閉容器内自然対流の例題を使って,実験結果との比較により妥当性を検討しながら,メッシュや境界条件への依存性について学びます.入門コースと合せて受講することで、日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます.
  • 受講にあたって必要な環境::A1と同じ環境を利用します.

A3 : はじめてのDEXCS2021 for OpenFOAM

  • 講師:野村 悦治 ( オープンCAEコンサルタントOCSE^2 )
  • 講習概要:DEXCS for OpenFOAM はOpenFOAMを「誰にでも簡単,すぐに使える」を目的に開発されたオールフリー&オープンのオールインワンパッケージシステムで,初心者向けの自習ツールとしての利用から始めて,これを使いこなせるようになれば実践的な解析環境としても実用できる.本講習では使いこなす為の勘所を演習解説する.
  • 受講にあたって必要な環境:以下の環境構築に従ってご準備ください
    【環境構築】
    DEXCS2021 for OpenFOAMを利用いたします. DEXCSダウンロードサイトから,isoイメージファイルを入手し,仮想マシンを構築してください.なおVirtulBoxで使用する場合に、正常にログアウトできないなどの注意事項があります. 詳しくは以下の仮想マシンの構築法を参照ください.
    –  DEXCSダウンロードサイト
    –  仮想マシン構築について以下: 仮想マシンの構築法
    または,書籍
    森北出版「OpenFOAMによる熱移動と流れの数値解析」
    (ISBN978-4-627-69102-5)の付録A
    丸善出版「オープンCAEのためのDEXCS for OpenFOAM ハンドブック」(ISBN978-4-621-30613-0)の付録A
    などを参照下さい.

B1 : モデリングトレーニング基礎からのFreeCAD

  • 講師:坪田 遼 ( XSim )
  • 講習概要:オープンソースの3次元CADであるFreeCADは業務用途、教育用途で必要なだけのマシンにインストールでき, 自由な再配布, カスタマイズが可能です. FreeCADの利用を検討されている方, また社内利用の推進を検討されている方向けに操作方法を中心にFreeCADを解説します.
  • 受講にあたって必要な環境:以下の環境構築に従ってご準備ください
    【環境構築】
    FreeCADバージョン0.19を使用します.  またOSに関してはWindowsを推奨します.
    公式のインストーラー配布サイトより インストーラーをダウンロードし,インストールと起動確認を行ってください. インストール方法に関しては以下のサイトを参照してください.
    – XSim
    FreeCAD Windows でのインストール方法
    FreeCAD 起動しない場合に確認すること

B2 : Code-Asterユーザ定義材料の使い方

  • 講師:川畑 真一 ( オープンCAE勉強会@関西 )
  • 講習概要:Code-Asterで利用できるユーザーサブルーチン機能について概要から計算投入方法まで説明します.計算投入は基本的なインプットの準備の仕方から説明します.
  • 受講にあたって必要な環境:環境構築については別途詳細をお知らせします.
    (仮想マシンovaファイルを配布する予定です)

B3 : Elmerではじめる連成解析

  • 講師:柴田良一 ( 岐阜高専 )
  • 講習概要:テキスト「Elmerではじめる連成解析」を用いて, まず第1章でElmerの概要を簡単に説明した後, 「4-2節 流体と構造の実践的な連成解析」の,3次元モデルでの定常計算での流体構造連成解析について, 解析手順解説を元に演習します. 連成解析ツールElmerの基本的な操作方法は、「3-2節の構造解析」と「3-4節の流体解析」について,事前に予習されておくことをお勧めします.
  • 受講にあたって必要な環境:書籍 第2章の「2-1節 Windowsへの導入方法」に従い,Elmerの動作確認を進めてください. 書籍の指示よりも新バージョンがあれば, そちらを利用されても良いです. トレーニングでは, Windowsでの操作で進めますが, 「2-2節 Linux(Ubuntu)への導入方法」により, Ubuntuで同等の演習を進めることは可能です.
  • 使用テキスト: 「Elmerではじめる連成解析」 ( 工学社から, または, Amazonから )

C1 : PythonによるOpenFOAMのハンドリング ( 題材: 形状や計算条件のベイズ最適化 )

  • 講師:稲葉竜一
  • 講習概要:PythonでOpenFOAMを制御する事により, Pythonの豊富なライブラリをそのまま活用することができるようになります. 本講習ではJupyter上でOpenFOAMの各パラメータをベイズ最適化しながら, その構成例や応用例などについて解説いたします. 環境によっては本講習の内容を再現できない可能性がありますので, あらかじめ下記環境構築をご参照ください.
  • 受講にあたって必要な環境:A3と同様の”DEXCS2021 for OpenFOAM”環境もしくは添付PDF参照

C2 : OpenModelicaによる流体システムモデリング (初級者向け)

  • 講師: zeta_plusplus ( Modelica勉強会 )
  • 講習概要:.OpenModelicaのFluidライブラリを用いた簡単な流体システムのモデリング&解析を行います. 今回はOpenModelicaでのモデリング基本手順から初級者向けに丁寧に解説し、使うコンポーネントもMSLのFluid(+Thermal、Mechanical)に限定します.
  • 受講にあたって必要な環境:リンクに従ってご準備ください.

C3 : OpenFOAMにおける相変化解析

  • 講師:山本 卓也 ( 東北大学 )
  • 講習概要:OpenFOAMのfvOptions内の固液相変化機能の利用方法と設定方法, そのモデルの背景について解説, 及び演習を行います.
  • 受講にあたって必要な環境:A3と同様の”DEXCS2021 for OpenFOAM”環境もしくはESI版OpenFOAM (v1612+ ~ v2106)を実行できるPC環境を準備ください(OpenFOAM-v1812, OpenFOAM-v2012,OpenFOAM-v2106で動作検証済).インストール方法等は以下をご覧ください.
    ESI版OpenFOAM
    不明点があれば事前にお知らせください。

免責事項

  • 本研修の受講にはインターネット接続が必要です.接続に係る通信料は受講者各自の負担とします.
  • 受講者の各自が最新のコンピュータウィルス対策等がなされている機器を使用し,Zoom 最新バージョンにて受講してください.
    講演者,主催者は,Zoom インストールや本研修受講によるコンピュータウィルスや第三者の妨害等行為による不可抗力によって生じた損害等の一切の責任を負いませんのでご了承ください
  • 本研修への受講申込に際しては,必ず Zoom ミーティングシステムの接続テストを実施し,視聴可能であることをご確認の上,お申し込みください. ( Zoom 公式サイト・テストミーティング )
  • Zoom の使用方法・操作方法については,講演者,主催者では個別のサポートはいたしかねますのでご了承ください.
  • 主催者側都合で急遽オンライン講習を中止する場合は返金処理を行いますが,認定証は発行いたしません.なお,発行できない事に対する一切の責任を追わないものとします.

お問い合わせ

本行事に関するご質問は, シンポジウム事務局 ( symposium@opencae.or.jp ) までお送りください.